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ビミョ〜な変形印 [風景印]

戦前の風景印を見返すと、様々な変形印があって楽しいのですが、それが戦後になると少くなり、たぶん昭和50年代には十数局にまで減少してしまったと思います。

ところが、ここ20年ほどで、とても多くの変形印が見られるようになり、全体的なデザインの出来を別にすれば、なかなか楽しいことになってきました。

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画像の風景印は、兵庫の姫路局。
姫路と言えば、国宝の姫路城と相場が決まっているので、風景印でも中央にドカンと描かれています。
そして、この風景印をじっくりと見ると、ビミョ〜な感じで変形印になっているのがわかります。
その拡大が下。

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なんと、屋根の一部が輪郭から僅かに飛び出ているのがわかるでしょう。
ということで、この風景印は立派な変形印の仲間に入るのです。
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明日香局 [風景印]

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久しぶりに明日香に行ってきました。
それで押してきたのが、画像の風景印です。
この風景印の図案は、高松塚古墳の壁画の一部を主題に、バックには石舞台古墳を描いています。
昔からずっと使用しているものですね。

明日香局の風景印は異なる時期のものを数枚持っているのですが、一番古いのは昭和50年のもの。
この時に初めて飛鳥(明日香)巡りをしました。
明日香の郵便局には、まだ風景印が未配備のところがあるのですが、徒歩や自転車で巡る人が多いので全局配備してもいいかな。とは思うのですがねぇ。

それと、各局でもう少し風景印の宣伝をしてもいいかと・・・。
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絵葉書と風景印 [風景印]

地元ネタです。
画像の絵葉書の天守閣は丸岡城。
日本最古級の天守閣の1つですが、残念なことに昭和23年6月28日に起きた福井地震でバラバラに倒壊。
それもそのはずで、震源地の直上ですから。
その後、バラバラになった元の部材を用いて建て直し、一応、国指定重要文化財に指定されています。

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この絵葉書、丸岡郵便局が発行したもので主題は丸岡城です。
押されている風景印の主題も丸岡城で、日付は昭和10年4月20日。

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この風景印の使用開始は昭和10年2月26日なので、上の絵葉書は使用開始日から2ヶ月弱しか経っていません。
そして、絵葉書と風景印を見比べると、構図が全く同じであることに気がつくと思います。
恐らく、この絵葉書は丸岡郵便局が風景印の使用開始に合わせて発行したものではないでしょうか。

もしそうだったとすると、戦前の田舎の郵便局にしてはなかなか良いアイディアだったと思いますが。
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富士山頂 [風景印]

先日、同僚から「これいりませんか〜」と声をかけられました。
手にしていたのが、下の画像のもので富士山頂局の風景印。

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業者さんからいただいた暑中見舞いだそうです。

こうしたものに風景印、しかも山頂局を利用するなんて、どんな方なんでしょうか。
葉書も会社のお手製を使っているので、偶然ではなくて、最初から計画的に風景印で発送するつもりで用意しているところがマニアック。

何通発送したのかはもちろん知りませんが、来年から季節局シリーズで、あちこちと場所を変えて発送してくれないかなー。
なんて思っているのは、たぶん僕だけでしょうね。

それにしても、職場で郵趣家であることが認知されていると、皆さん気をつけてくれて、色々といただけるのが有難いですね。
中には、わざわざ家に来たものを持って来てくれたりもしますから。
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浜松局 [風景印]

暑いですね〜。
子供の頃の夏は、なんて過ごしやすかったんでしょう。
今日なんて、朝の7時に30度でしたからねぇ。

こんな日はウナギに限ると思いますが、ウナギも高くて年に2〜3回しか口に入りません。
ということで、ウナギの風景印です。
もちろんウナギと言えば、浜名湖で浜松ですね。

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浜松局では二代続けてウナギを図案に入れていますが、先代よりも現行のこちらの印の方が良いですね。
ウナギを使った変形印で、なんとも愛嬌があってGOODです。
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戦前の風景印・藤沢局 [風景印]

画像は、神奈川県藤沢局の戦前の風景印。
藤沢局というのは、実家の隣町みたいな所にあるので馴染みがあります。
高校時代は、小田急線の藤沢駅を利用して通学していたくらいですからね。

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図案は、東海道の松並木と遊行寺、そしてゴルファーを描いたもので、優秀な図案が多い戦前の風景印としては「駄作かな」なんて思っています。

それでゴルファーなんですが、これは戦前に名門倶楽部だった藤沢カントリー倶楽部を現しているんですね。
同倶楽部は、昭和7年にオープンしたのですが、戦争の影響を受けて昭和18年に閉鎖され、海軍藤沢飛行場となってしまいました。
戦後は、東洋航空藤沢飛行場となって、これも昭和39年に廃止。
今は、荏原製作所の工場と県立高校、県立体育センターなどになっています。

古い風景印を辿ると、今は無い地域の歴史を知ることができます。
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島根・川本局 [風景印]

木曜日から土曜日まで、所用で奥出雲に行って来ました。

経路は、福井〜新大阪〜福山〜三次〜江津〜松江〜備後落合〜新見〜岡山〜新大阪〜福井です。
途中、JRのトラブルに巻き込まれて、全く予想もしなかった(立ち寄るつもりがなかった)石見川本駅で2時間の空き時間が・・・。

ともかく昼飯ということで、駅前の寿司屋で穴子飯を食いながら、ふと見ると鮎の看板。
そこで、鮎の塩焼きを追加注文。
前日から鮎が解禁ということで、大きさ、姿ともに申し分ない鮎が出て来ました。
もちろん、頭から丸ごと食べられます。
こんなに美味い鮎は何年ぶりか?という美味さ。最高の鮎でした。

腹がいっぱいになっても、時間はまだ1時間もあります。
ネットで郵便局を探すと、ありました、ありました。川本郵便局が。
風景印も配備されているようです。

「こんなことなら、押印台紙を持ってくれば良かったなー」と。
今回は、時間的にも郵便局は諦めていたので、持ってこなかったのです。
でも、目の前には風景印が・・・。
こんな所は、もう来ないかもしれないし。
ということで、仕方がないので官製葉書を買って、それに押印です。

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押された風景印をジッと見ると、なんと図案にさっき食べた鮎があるではないですか。
川本は鮎が名産なんですね。
それと、江川太鼓が大きく描かれています。

アクシデントのおかげで、よい風景印が押せました。
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小笠原の風景印 [風景印]

久しぶりに、戦前の風景印ネタです。
画像は、東京都でも果てしなく遠い小笠原の風景印。

最近は高速船になったので、船中1泊で行けるようになりましたが、以前は船中2泊だったので、ホントに遠いところでした。

現行の風景印は戦後は2代目のものですが、実は戦前も配備されていて、画像のものがそれです。

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題材は、カヌーと島の風景、開拓記念碑、そしてタコの木を組み合わせたものですが、さすが戦前の風景印だけあって、うまい仕上がりになっています。
南の島の雰囲気が伝わってきますよね。

小笠原の風景印の出来は、戦前→戦後初代→現行(戦後2代目)の順なので、新しいものほどつまらないという結果になります。
これは、風景印の法則みたいなもので、多くの局に当てはまります。

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気仙沼の風景印 [風景印]

明日は陸前高田で仕事があるので、今日は気仙沼で泊まりです。
帰宅は月曜日の夕方ですね。

気仙沼に着いたのが16時だったので、ホテルへのチェックインを済ませて、徒歩15分ほどの気仙沼郵便局へ。
そこの「ゆうゆう窓口」で風景印を押してもらいました。
それが下の画像です。

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「まっ下に」とお願いしたのですが、アレレ、かなり曲がっていますね。
どうしたら、こんなに中心がズレるのでしょうか??
まっ、押してしまったものは仕方がありません。

多分、今までで一番下手な押印だと思います。
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奈良・瀞局の風景印 [風景印]

画像は、奈良・瀞局の戦前の風景印。

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中央に瀞八丁の屏風岩付近を描いた、微妙な変形印に仕上げています。
戦前の風景印はよく練られた秀作の宝庫ですが、このようなちょっとしたアイディアがいいですね。

瀞八丁と言えば、多くの人は下の切手をすぐに思い浮かべると思います。

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この切手、使用例によっては信じがたいほどの値段になることで有名です。
ですが、図案としてはどうでしょうかね。
平面的すぎて、せっかくの渓谷美があまり伝わってこないような気がします。

その点、風景印の方は絶壁で囲まれた渓谷美が一目でわかります。
よい風景印です。
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