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Japexの作品 [切手展]

もうすぐJapexですね。
僕の作品タイトルは「SRI PASHUPATI Series of Nepal」。

以前に全日展で金銀賞になった作品をベースに、だいぶ補強したものです。
もちろん、Japexでは初展示。
たぶん、ネパールの作品自体がJapex史上初めてのはずです。

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画像は、その作品から19リーフ目のもので、1935年の4 Pice 切手の25枚ブロック。
本来は100面シートなのですが、25枚ブロックでもなかなか見ることができません。(もちろんシートも存在しますが・・・)

そのシート写真を手掛かりに変種を探して、ポジションを確定したのがリーフのもの。
ネパール切手で、こうした作業をしたのは(少なくとも作品上で)初めてのことと言えます。

Japexの作品リストを見るとなかなか力作揃いのようで、さてさてそんな中でどのような評価となりますことやら、興味津々というところ。
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北欧ミニペックス作品(2) [切手展]

昨日に引き続いて、グスタフ6世シリーズの作品から2リーフです。

このシリーズでは、版の若干の違いからタイプ1〜3に分類されていますが、画像は40オーレのタイプ3。

コイル切手の方は、変化がなくてつまらないのですが、切手帳は突っ込んで集めるとなかなか手強いものがあります。
それも未使用ならば、たちどころに集まるのですが、下のリーフにある連刷切手帳の使用済となると、コツコツと集めなければなりません。

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カタログコレクションならば、未使用で一通り集めれば上がりですが、専門コレクションを目指すとなると、この辺りの塩加減が必要でしょうね。

下の画像は、40オーレの2リーフ目。

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北欧ミニペックス作品(1) [切手展]

すっかり、ご無沙汰です。
24日の土曜日に僕が担当する特別展がオープンして、やっと楽になりました。
今回は、国宝1件、重要文化財6件、重要美術品2件を含む展示なので、返却完了まで気が抜けませんが、とりあえず体は楽になりました。
ということで、今日と明日は3週間ぶりの休みです。

24〜25日に切手の博物館で北欧切手部会のミニペックスが開催されました。
僕もスウェーデンのグスタフ6世通常切手シリーズを出品。
当初は3フレームを予定していたのですが、Japex出品作品との兼ね合いや、仕事のことが影響して2フレームに縮小です。
それでも、よく間に合ったものだと思います。

内容はミニペックスなので、普通の人にもわかりやすいように、カタログコレクションと専門コレクションとの中間的な位置づけで作りました。

これは、タイトルリーフ。
ミニペックスなので、競争展仕様ではなく簡単にわかりやすく作りました。

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お次は、作品の頭に持ってきた本シリーズ全体の解説リーフの中から切手帳のシリンダー番号を解説したリーフです。

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ぎりぎりの提出 [切手展]

Japexの作品受付は今日まで。
昨日、なんとか発送して今日配達なので、なんとかぎりぎりの提出でした。

実は、金曜日が指定休だったので午前中に最終チェックをして、午後の発送を予定していたのですが、例によって急な出勤になってしまい、あわてて朝の出勤途中に発送する羽目になるという誤算・・・。
まぁ、仕事なので仕方がありません。

下の画像は、作品の中からネパール1907年発行の4 Pice切手2枚貼り。

15025 のコピー.jpg

さてさて、この画像だけを見て、このカバーの希少性と重要性がわかる人は国内にいないはず。
「タネを明かせば・・・」と言いたいところですが、それは会場で確認してください。
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Japex作品は・・・ [切手展]

すっかりと、ご無沙汰です。
仕事が超忙しく、更新が滞ってしまい申し訳ないですね。

そんな中でも、なんとかJapexの出品申し込みをギリギリでして、出品料の払い込みも完了です。
で、肝心の作品ですが、パソコン上ではほぼ出来上がって、今日は1フレーム分を出力して貼り込みました。
貼り込んで行くと「ありゃりゃ」と文字位置がズレていたり、間違いを発見。
それで修正を行い、再び出力。
こんな調子で進んでいます。

まぁ、なんとか締切日には間に合うかなぁって感じです。
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1936年Tipex [切手展]

1936年にニューヨークで、国際切手展Tipexが開催されています。
その展覧会の審査員の一人に、三井高陽氏の名前が記されているのですが、それ以上に興味深いのは高橋一幸氏という方が銅賞を受賞していること。

この高橋一幸氏というのは、手彫切手収集家として著名な日本郵船サンフランシスコ支店長の高橋一雄氏(この手彫切手コレクションは、後に三井高陽氏に収まる)の息子さんなのですが、「日本切手」で入賞ということまではわかるのですが、どのような作品だったのか興味があるところです。

このことは、意外と日本では知られていないことのように思います。
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Japexの作品作り [切手展]

今年のJapexに出品の約束をしたのは、昨年のJapex期間中でした。
ということで、ただ今、作品作りの真っ最中(?)です。
とか言いながら、まだ12リーフしか作っていませんが・・・。
しかも、出力したものではなくて、編集データとしてパソコンの中での話し。

作品のテーマは、ネパールのセカンド・シリーズで、SRI PASHUPATI シリーズと呼ばれる、ヒマラヤ山脈とシバ神を描いた切手です。
この作品は、2012年の全日展に出して金銀賞を貰ったものなのですが、その後の補強が進んだので再度出してみようかと。
どういうわけか、Japexは参観するけど全日展には行かないという方が多くいらっしゃるので、ついでにそういう方にも見てもらおうかと考えました。

定番の国ばかりでなく、見慣れない国の作品が混じると、少しは賑やかに見えるかもしれませんね。
そんな期待もあります。
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全日展 [切手展]

昨日、今日と2日間に渡り全日展を参観しました。
明日は、アルプス・ヨーロッパ切手の会の例会があるので、今晩もホテル住まい。
早いところ家に帰りたいのですが・・・。

全日展では、バラエティに富んだ作品を見ることができ、よい勉強になりました。

今回の展示を見て一番良かったのは手彫切手。
こんなことを書くと、某大コレクションがベースの某作品であるとか、毎年ご出品されている前人未到の龍コレクションのことだと思われるかも知れませんが、そうではありません。
僕が見て嬉しかったのは、瀧川氏の「手彫切手」です。
会場では、2つの手彫大コレクションに挟まれてしまい、多くの方が素通りのような感じでしたが、長い時間を掛けてコツコツと、可能な範囲で集められたと推察される作品を出品されたことに対して、非常に好感を持って拝見することができました。
プレゼンテーションはハッキリ言って悪いのですが、これは適切な方の助言があれば、すぐにでも改善できることなので、最初はこれでいいと思います。
持てるマテリアル、持てないマテリアルがあって、その結果としてバランスが悪くなってしまうのは、手彫切手の性格上、普通のサラリーマン収集家では仕方がないことでしょう。
そのような、あれが悪い、これが無いなどと言うことよりも、こうしたコレクションが競争展に出てくることが重要なことと考えます。

近年の競争展を見ていると、出品者の固定化が著しく、底辺の広がりに全く欠ける状況が続いているように思われます。
これでは、競争展に未来はないでしょう。
仮にこのままの状態で走り続けたばあい10年後、15年後にはどうなっているでしょうか?
そうしたことを考えると、瀧川氏のような作品が各部門にもっと出て来てもらえると、競争展がより楽しいものになるのですが。
競争展に新しく参入する収集家を増やす方策が、急務ではないかと思います。
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ミニペックス [切手展]

8日の水曜日は、出張の仕事は午前中で終り午後は帰るだけだったので、新幹線の時間までを利用して、アメリカ切手部会のミニペックスに行って来ました。

このミニペックスは、なんと20年以上も参観していないと思います。
僕も高校生の頃は部会員だったのですが、その後はアメリカ切手と疎遠になってしまい、どうもミニペックス参観に食指が動かなかったのです。

アメリカ切手部会のミニペックスは、伝統的に独立記念日周辺の日程を使い、1978年から毎年開催で続いています。
ということは、37回目?!
もし、37年連続記録だとすると、ある意味において脱帽です。
素晴らしいと思います。

ですが、会というものはその勢いに波があるのは当然で、良い時もあれば、悪い時もあります。
そうした波に関係無く連続開催をしていたとすると、ただ単にミニペックスを開催することが義務になってしまい、内容よりも開催することに意義があることになってしまいます。

最近は、複数の部会でミニペックスのフレームを埋めることに苦労している様子を、見聞きしています。
開催するから作品があるのではなく、作品があるから開催するという、なぜミニペックスなのかという理念を大切に考える時期ではないでしょうか。

1つの案として、複数の部会で1つのミニペックスも良いかも知れません。

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ジャペックス [切手展]

今回のジャペックスは、バラエティ豊かな作品が集っていました。
その中で一番驚きを持って興味深く拝見したのが、イギリスから出品された昭和切手コレクション。
これが、手彫だったら驚かないのですが、昭和切手ですからね。意外性バツグンです。

でも、よく考えると、驚く方がおかしいのです。
だって、日本でルーマニアとか、ネパール、トルコなどなど、マイナーな国の収集家って沢山いますよね。日本でもそうなのですから、イギリス人昭和切手収集家がいたってきわめて普通です。
作品の組立ては、最近の日本での収集傾向をよくご存知で、勉強をされているのがよくわかりました。
そして、何といっても個々の切手が美しい!
郵便局から今買って来ました。なんて言われても信じてしまうような美しさ。
それに引き換え、僕の昭和切手コレクションは「トホホ・・・」な状態でございます。
出品者にはこの作品をイギリスはもちろん、機会があればユーロ国際展などにもドンドン出して欲しいと思います。
そうしたことが、ヨーロッパの収集家や審査員に、幅広く日本切手を知ってもらうことになりますから。日本切手の地位向上のために!!

あと、オープン・クラスが楽しかった。
場所的には切手商ブースに良い場所を使われてしまい、ブースコーナーの端っこに追いやられた格好でしたが。
「琵琶湖の汽船と郵便」「新幹線開業の50年史」「アルフォンス・ミュシャ生涯と芸術」。
1作品に要した時間の中では、全作品中これらが一番長かったと思います。
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