SSブログ

JAPEX(その2) [切手展]

JAPEXでは、多くの方にお会いすることができました。
中には、ブログをご覧いただいているという初対面の方も数人いらっしゃいました。
皆さん、ありがとうございました。

土曜の夜は、恒例の外国切手出品者の会の宴会があり、大いに収友との語らいを楽しむことができました。
こうした楽しみが、切手収集を続けている意味の1つだと、改めて感じたしだいです。

場所を変えた二次会では、外国切手収集とは違った話題で異常な盛り上がりよう。
皆さん、同じような感想をお持ちなんですね〜。
なんの話題かって?それはナイショです。

作品の方はというと、皆さん素晴らしいマテリアルをお持ちですねー。
旧小判12銭の釧路局の二重丸印。ノドから手が飛び出して、仕舞うのが大変!
同じ作品にあった、新小判4銭に敦賀局の欧文紫印のカバーもステキ。

旧ふじのカバーが、1つの作品に何枚も。
そんなにあるなら1枚くれないかしらねぇ。
僕、持ってませんから。

テーマチクの地下鉄の作品に、「地下鉄の出入り口」とか「駅の照明」というリーフがありました。
なるほどね。
確かにそうした視点がありますよね。
テーマチクって発想が大変だなぁ。
というか、頭が柔らかくないと出てきません。僕のような石頭には無理かと・・・。

ちょっとマジメな話ですが、郵便史のばあい作品を展開する際の章とか節の重要性を、今回改めて感じました。
ここがしっかりしてないと、単にマテリアルを編年体でズラズラと並べただけになってしまいます。
この辺のことについては、過去に松本純一さんが著書の中で詳しく述べられているので、それを熟読する必要があるかと。
コメント(4) 

JAPEX [切手展]

今日からJAPEX。
下の画像は小型印ですが、真ん中のボタ印と二重丸印の図案がお気に入り。
右の菊と金魚もいいと思います。

IMG_0741.JPG

平日だというのに、いろいろな方にお会いできました。
初日ということで、皆さんブース漁りが忙しいらしく、展示会場はガラガラ。
落ち着いて、ゆっくりと見ることができたのですが、作品数が多くて半分も見ることができませんでした。
明日は、もっとまじめに見ないと見終わりませんね。

コメント(0) 

Japex出品作品一覧 [切手展]

数日前に、Japexの出品作品一覧が発表されました。
驚いたのが、その作品数の多さ。
10年くらい前でしたっけね?作品数の少なさに「大丈夫なの?」と多くの人が心配したのは。
そんなことが無かったかのような集積数で、今から期待しています。

レギュラークラスは、出品者名からなんとなく手の内がわかるものが多いのですが、僕が特に期待しているのがワンフレームクラスです。
タイトルから「これはぜひ見たい」と思っているのが、ワンフレームに集中しています。
こんなに狭いテーマを16リーフにどのように展開するの??なんて非常に興味深い作品がリストアップされています。

開催まであと2週間、楽しみですね。
コメント(0) 

全日展の入場対応 [切手展]

全日展、今年も楽しめたので主催者の方々にはお礼申し上げます。
ありがとうございました。

ただ一点残念なことがあり、今後のために書かせていただきたいと思います。

日曜日の開場時のことです。
知人と会場に着くとオープンしているように見受けられたので、時計を確認せずに、そのまま係りの女性2人が座る受付にて入場券を見せ会場に入りました。

入場して「ん?なんか変だぞ」と思い時計を見ると、9時59分。
フライングで入ってしまったことに気づき、くるっと向きを変えて出ようとして足を進めた瞬間に背後から
「出てって!」
「出てって!」
と大きな声で二回連呼。
しかも言い方としては、いかにも追い出す感じ。

これは、いかがなものでしょうか。
入場料金を払って入っているので、こちらはお客。
このようなばあいは、近寄ってから
「開場までもう少し時間があるので、外でお待ちいただけますか」
と、対応するのが一般常識だと思います。
この方は、可哀想な事にそうした社会常識を知らなかったのだと思いますが、これは接客のイロハだと思います。

入場料金を取り公開している切手展は、決して仲間内のものではありません。
男・女・子供・老人・壮年・収集家・非収集家などなど、様々な立場のお客様がいらっしゃる場です。
ですから、接客対応は一般社会人としてのマナーの範囲でされるべきだと思います。

2人並んで座っていた受付の女性の方は、何のために配置されているのでしょうか?
入場者チェックのためだと僕は思っていたのですが、違うのでしょうかね。
こちらは、ハッキリと入場券を見せて入っているので、時間前だったら
「すみませんが、開場前なのでもう少しお待ちください」
と入り口で止めるのが仕事なはず。
入場券を見ながらも、それを止めないで開場前に入れてしまうのは???
どういう性格な仕事なのかわかりません。

来場者に対する接し方。
仲間内の集まりではなく、公共性の高い事業なのですから、紳士な運営が前提ではないでしょうか。
来年は改善されることを希望します。

素人がしていることなので完璧にとは言いませんが、一般常識的な対応をお願いしたいと思います。
コメント(1) 

全日展 [切手展]

今年の全日展は、参観者が少なかったですね。
なぜでしょう?
「今年は、少ないよね」という声を何人もの方から聞きましたから、僕だけの印象ではないでしょう。

1泊だけだったので小さなカバンで出かけたのですが、皆さんからお土産を色々といただいて、帰りははち切れんばかりのパンパンに。
大したこともしないのに、お土産だけいただいてしまい、皆さんありがとうございます。

それにしても、作品のあちこちに「いいなぁ」「ほしいなぁ」と思うマテリアルがあちこちに。
鉄郵の北陸線区間便が押されたカバー。
関東大震災の罹災郵便で、東京中央→福井県今立郡国高村宛のカバー。
どちらも素敵。
特に後者は、手元に福井→日本橋宛の安否確認郵便で、配達不能差戻しカバーを持っているので、これとセットにして貼れたらいいですねー。

今回、改めて感じたのがリーフの大きさ。
今回はダブルリーフや規格外の変則的な大きさのリーフが、とても目立った切手展でしたが、それは脇に置いておいて、通常の大きさ、つまりボーストークサイズであったり、ゴッドンサイズであったり、A4サイズであったりするものです。

どのサイズのリーフを採用するかは各人の好みの問題だと思いますが、結果として、そのサイズを選んだことにより、プレゼンテーションとして合わないと思われるものがありました。
例えば、縦長のA4サイズを選んだことにより上下が空いてしまい、スカスカになってしまったとしましょう。
この場合、A4よりも高さの低いボストークやゴッドンサイズを選ぶことにより、締まったリーフが出来上がります。
また、その逆もあると思います。郵便史で逓送ルートを図示することが多い時には、面積が大きいA4サイズの方が自由度が高く洗練されたリーフになると思いますし、伝統郵趣でもマテリアルの量によっては同じことが言えると思います。

リーフの縦横比とマテリアルの関係、そしてテキストの分量を見極めた上で、どのサイズのリーフが最適なのかを見極め、選択するのがベストではないでしょうか。
コメント(0) 

Japexの頂き物(2) [切手展]

頂き物の第2弾。

参観初日。
「ところで、あなたトルコ切手集めてる?」
「トルコはねぇ、面白いのでカタログコレクションですが、集めてますよ」
「じゃあ、明日持って来ますから」

という話があって、翌日色々と頂きました。
入っている袋からすると、かなり前にお買いになった感じがします。
そんな中から、今日は下のリーフをご紹介。

15039.jpg

上半分の未使用切手が、今回頂いた切手の一部です。

トルコ切手は、オスマン帝国の頃から加刷切手とかが面白いので、使用済み主体のカタログコレクションですが集めています。
古い切手は、図案もエキゾチックなものが多くて僕好みで、このブログでも過去に何回かお見せしたと思います。

上の切手は「イズミル国際博覧会」を記念して1938年に発行された10種セット。
頂いたものも、きちんとセットになっていました。

実は、下の使用済切手(1種欠けています)と同じく、使用済では持っていたのですが、有難く未使用へと貼り換えさせてもらいました。
やっぱり、未使用を貼ると気持ちが良いですね。

ありがとうございました。
コメント(0) 

Japexの印象 [切手展]

今年のJapexで、最も拍子抜けだったのが、過去のJapex関連展示が大規模に行われるのかと思いきや、全く無かったとは言いませんが、ホントに拍子抜けするくらいのミニミニ展示だったこと。

メインの作品展示は、けっこうな量が集まっていて盛会でした。
僕がよく見ると言ったら、皆さんもわかっているとは思いますが外国部門。
この部門での双璧は、やっぱり英国初期の2作品。この2作品は、他を圧倒する内容でした。
お二方とも英国切手部会員なので、そのうちに会報で詳細な記事が読めるものと勝手に想像して、今から楽しみにしています。

あと郵便史部門の「日仏郵便史 1860〜1899」は、それこそ歴史大河ドラマを見ているような作品で、そうした意味で今回の展示作品の中では、一作品に要した鑑賞時間は最も長かったですね。
さすが、この分野の第一人者の作品です。
この作品も、後日じっくりと見れるような仕掛けをしてくれると良いのですが・・・。

日本部門では、何と言っても時の人であるこの人の作品。
切手女子が作った「第1次昭和切手」。
さすが『昭和切手研究』を読破し、『日本切手名鑑』昭和編を見れば「しびれるぅ〜」などと、わけのわからないことを言うだけあります。
まさか、こんなに持っていたとは!!
「次に欲しいマテリアルはなに?」と聞くと「1銭の農産物種子のカバー」という、もう病気としか思えないようなお答えが・・・。
恐るべき大形新人です。

今回の企画の一つにあった年賀郵便。
やっぱり難しいですね。
年賀切手は伝統郵趣としてそつなくまとめられますが、郵便史として年賀郵便を考えると難しいテーマだと改めて感じました。
郵便史としてまとめると、飛脚から始まって、郵便制度の中で年賀を特別に扱うようになるまでを前史として扱い、以後は郵便制度の中で年賀郵便がどうだったのかを説明する。こんなイメージが一般的な展開だと思います。
郵便史とは何かを理解しないと、ただ単に「南方から来た年賀状です」とか「満州から来た年賀状です」のように、単に「どこそこから来た年賀状」の羅列に終わってしまいます。
郵便史全てに言えることですが、一つ一つのマテリアルをどのように位置付けて語らせるか。そこが郵便史の難しさであり、醍醐味なのかも知れません。
コメント(2) 

Japex [切手展]

昨日、今日とJapex参観でした。
僕の作品は、全日展と同じ金銀賞でした。ということを最初に報告しておきましょう。
あっ、そうだ。
この作品、来年6月に広島で展示されることになりました。
家内と一緒に広島に行こうかしらねぇ。宮島口の上野の穴子料理を食べに。

会場では、とても多くの方とお会いすることができました。
これが切手展の楽しみの一つ。
恒例の外国切手出品者の会の宴会は、鰻のコース料理。
鰻が口に入ったのは、今年はやっと2回目です。
鰻、高いですからねぇ。
戦前だと、駅弁と言えば上等弁当と鰻弁当って相場が決まっていたのですが・・・。
そのくらい鰻ってポピュラーな食べ物で、あちこちの駅で売っていたものなのですよね。

話が切手でなくて鰻になっちゃいましたが、とりあえず、皆さんありがとうございました。
コメント(4) 

Japexの作品(3) [切手展]

明日、明後日とJapex参観です。
また多くの友人たちと再会できるのが、最大の楽しみ。
夜は鰻屋さんで宴会です。

出品作品紹介も今日が最終回。あとは会場でご覧ください。
SRI PASHUPATI シリーズの最終印刷は、それまでのイギリス印刷(パーキンス・ベーコン社)とは打って変わって、地元カトマンズ印刷です。
これは、第二次世界大戦の影響で切手の供給が難しくなったことが原因。

そのカトマンズ印刷には、多くのバラエティがあります。
下の画像はそうした1枚。

15031 のコピー.jpg

2 Pice 切手は普通なら茶色の刷色なのですが、一部に誤って4 Pice の緑色で印刷してしまったものがあります。
これは、2 Pice の Printing No 1に見られるものなのですが、このエラー切手を注意深く観察したら、ポジション28の一部が破損しているものと、破損していないものの2種があることに気がつきました。

手持ちのもので気がついたのですが、その後、このシートを見る度に観察したところ、やはり2種に分かれるとの結論に達しました。
画像のリーフは32リーフなのですが、そのことを解説したリーフです。
コメント(0) 

Japexの作品(2) [切手展]

昨日に続いて、Japexの出品作品から1リーフ。
昨日は19リーフ目でしたが、今日はなぜか逆戻りして10リーフ目です。

15028 のコピー.jpg

ネーパールの古い時代では、郵便制度が確立していなかったので、逓送の種類としては普通郵便と書留郵便があるのみ。
そして、U.P.U. には未加盟だったので外国郵便もありません。
唯一の例外として、2国間郵便条約を結んでいたインド宛があるのみです。

ですから使用例で厚みを増すには、必然的に消印のバラエティを見せるということになります。
幸いネーパールの消印は複雑、そして多種なので話題に欠くことはありません。

今回の作品でも使用例としては、そうした点を見てもらえると面白いと思います。
コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。