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『日本普通切手専門カタログ』戦前編 [文献]

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今日、配達された『日本普通切手専門カタログ』戦前編。
皆さんも、ご覧になられたのではないでしょうか。

パラパラと見ると、使用例が一切載っていないので「もしや!」と思い、よく見ると使用例は来年刊行の第2巻「戦後・郵便史編」に掲載されるようです。
ん〜、逆戻りかいな。
ちょっと前の『日専』で、使用例を別冊にして使い難かったのにな。
またですか〜。

まぁ、それは千歩譲るとして、全く理解できないのが本書のコンセプト。
書名は、先に紹介したように『日本普通切手専門カタログ』戦前編です。
これまでは、皆さんも使われている『日本切手専門カタログ』がありました。このカタログは、それまでの『新日本切手カタログ』を発展的に継承したカタログです。
ですから、版数も『新日本』の版数を引き継いでいました。

ところが本書の奥付を見ると『日本切手専門カタログ』が引き継いでいた『新日本切手カタログ』以来の版数を引き継がないで、新しいものが付けられています。
このことは、明確に『日本切手専門カタログ』とは別物であることを示しています。

しかしながら、中身を見ると『日本切手専門カタログ』と、編集構想は同一線上のものであるように見えます。
それならば、わざわざ書名を変える必要はなく『日本切手専門カタログ』でよいのではないでしょうか。
どこに、書名を変える必要があるのか??

それに加えて、ますます僕を混乱させたのは、英文タイトルである " JAPANESE STAMP SPECIALIZED CATALOGUE " です。
そして略称も " JSCA " 。
つまり『日本切手専門カタログ』と同じ。

ユーザーにとって、商品ラインナップはシンプルであることが第一。
同一系譜上のものは同じライン上にあるべきで、むやみに複雑化しないことです。

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