下の画像は、第1次昭和切手30銭に野戦郵便局の消印。
この組み合わせは、比較的よく見ます。
データは「第六二野戦/16年7月14日」です。
ご存知のとおり野戦局は移動しているので、日付がわからないと使用地の特定ができません。
本使用例は単片ですが、幸いにも日付が読めるので、そうした意味で好ましい状態と言えます。
この時期の第六二野戦局は、中国の信陽に所在していたことがわかっています。
信陽は河南省東部に所在し、武漢と鄭州を結ぶ重要な鉄道路線の中間に位置していますが、その東側には広大な非占領地区が広がっていました。