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京橋局の櫛形印 [日本郵便史]

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画像は、横浜から東京の京橋へ宛てられたカバーから、消印部分を抜き出したもの。
菊2銭切手を満月印の形で抹消しているのが、横浜局の櫛形印で明治41年3月10日の使用例。
このカバーには珍しく到着印も押されていて、それが京橋局41年3月11日。

で、この京橋局の櫛形印をよく見て欲しいのですが、日付部の区切りが点ではなくてバーなんですね。
つまり櫛形印の日付部を使わないで、共通した構造を持つ丸二形印の日付部を流用(誤用?)したもの。

櫛形印の初期には、稀にこうした使用例を見ますね。
どの程度の局で、こうした使い方をしたのかは知らないのですが。
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