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『菊切手』 [文献]

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JAPEX74の記念出版『菊切手』。
恒例、JAPEX特別展示本の最初のものだったのではないでしょうか。
もちろん会場で見ているはずなのですが、全く記憶に残っていませんね。この手の展示は、小学生には難しすぎたのだと思います。

それでも本書は、リアルタイムで入手していました。
この頃には『郵趣』をすでに購読していたのですが、届くと父親もパラパラと見ていましたから、そこで気がついて買ってくれたのですね。

本来は非売品なのですが、途中で一般販売に切り替えたので、それを申し込んでくれたのだと思います。
後に出版された『日本切手精集』なども黙って買っておいてくれたり、切手収集には普通以上に協力的な父親でしたね。

本書は当たり前ですが、今の収集スタイルとは異なった、古参の収集家には懐かしいスタイルになっています。
未使用は、各目打に単片1枚があれば完了のようで、目打を基本に、それに消印を絡めるというもの。
今、このスタイルで出品したらどの程度に評価されるのか、ある意味興味深いですね。

カバーも当然のように少ないのですが、解説を読みながら使用例として丁寧に見ていくと、今でも暇つぶしには十分楽しめる内容です。
最近はオークションに出品されても見向きもされないようですが、当時を知っている者からすると、なんとなく寂しい気がします。
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