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つまらないカバーと思っていたけど・・・ [外国郵便史]

ただ今、作成中のJapex作品。
ネパールのセカンド・シリーズで困るのが、カバーの少なさ。
セカンド・シリーズは、4回の発行にわかれるのですが、1回〜3回目の発行では使用例の大部分が4 Piceで、これに多少の24 Piceが加わります。

特に1930年発行では、4 Pice以外の使用例はほとんど見ません。
その数少ない使用例が、下の8 Piceの3枚貼り書留使用例。

15244.jpg

普通だと24 Pice切手の1枚貼り(1930年では、それも少ない)なのですが、有難いことに8 Piceを貼ってくれました。
しかし、消印が薄くてほとんど読めません。
カバーとしては、出来ることなら使いたく無い状態と言えます。

そこをなんとか解読して、Jhapa局の1931年10月26日の使用例であることがわかりました。
しかも裏を返せば、ネパール最初の書留印が!

15245.jpg

それまでの手書からハンコ形式の書留印に改めたのは1930年なので、その翌年の使用例です。

このカバーを入手してから、もう何年も経っています。
希少な8 Pice額面の使用例ではあったのですが、消印は見栄えが悪いし、なんとなく「使えないな」と思い込んでいたのですが、こうして丁寧に見直してみると、意外と味がすることがわかってきました。

ということで、作品に目出度く採用です。
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