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『切手収集ABC』 [文献]

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本書は、僕が小学6年の時にJ.P.S.に入会した時にもらった冊子です、
確か、『アルバム整理のしかた』との選択だったと思います。

無料と言っても読み捨ての本ではなくて、新書判39ページに「郵便切手と収集の歴史」、「切手収集のスタート」、「切手を徹底的に調べよう」、「コレクションへのまとめかた」、「どのように集めていくか」、「どのように手に入れるか」、「収集を発展させよう」の各目次に従って記され、このうち「コレクションへのまとめかた」では7ページにわたり、アルバム作りについて解説しています。

本書は、目次を見てもわかる通り、一般的な収集入門書のエッセンスを圧縮した形になっており、特別に目新しい部分があるわけではありません。
この極めてオーソドックスな入門書を、新入会向けに配布していたということが重要だと、僕は今となっては感じています。

現在、辺りを見回しても、こうした書籍を簡単に手に入れることは難しい状態です。
切手の集め方は多様化し、色々な集め方があります。
それはそれで良いと考えていますが、1種1枚のカタログコレクションを目指している、初歩的収集家の「どうしたらいいの?」という問いに答えられる状況には無いと考えています。

20〜30代の女性で、特に外国切手に興味を持つ人の中には、「切手は買えば集まるけど、その後はどうすればいいの?」という人が、かなりの割合で居ます。
ぜひ、こうした人達の疑問に答えられる冊子が欲しいと、本書を見ていると感じるのです。
本書のような手軽な入門書を無料で提供できる余裕が、商売人を含む郵趣界に欲しいと思いますね。

紙代を心配するなら、ダウンロード形でもよいと思います。
J.P.S.さん、なんとかなりませんかね。
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