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木下商店の穿孔切手 [日本切手]

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上の画像は、どこにでもありそうな菊 1/2 銭を2枚と3銭を1枚貼った外国宛葉書の使用例です。
1910年9月15日の大阪局の欧文印が押されて、ドイツへ送られたもので、赤い " VIA SIBERIA. " 印が鮮明で印象的です。
残念ながら、中継印も到着印も無いので、ちょっと地味なマテリアルではありますね。

左下には " GLOBE NO 1429 " と紫色で受取人の整理番号が付いています。
郵趣家なら " GLOBE " と聞いたらピンと来ますね。

この葉書は、以前にドイツで菊切手の葉書をまとめて安価に購入したものの中の1枚なのですが、1/2 銭切手が穿孔切手だったのは、購入後も長いこと気が付きませんでした。

赤の3銭も穿孔されていたら目立つので、すぐに分かったのでしょうけど、残念ながらこちらは普通の切手です。
下の画像は、1/2 銭切手の穿孔部分の拡大です。

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穿孔が「六三」と読めますね。
この穿孔は、大阪の木下商店での使用が確定していますし、木下商店ならGLOBE宛というのも頷けます。
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