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「ネパールの切手と和紙」 [文献]

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昨日の日誌で、ネパールの初期切手の新入手品を紹介しましたが、僕がネパールという日本では、ほとんど集めている人がいない国に興味を持つきっかけを作ってくれたのが、昭和56年12月の『切手趣味』556号掲載「ネパールの切手と和紙」。

著者の伊藤由己氏は手彫切手青一の専門収集家として超有名な方でしたが、外国切手収集家としても有名でした。
そんな伊藤氏が INDIA'80 国際切手展を参観し、そのついでにネパール旅行をされたことにより、ネパール切手の中でも特に初期切手に興味を持たれた経緯が本稿に書かれています。

本稿は切手の本格的な解説が主題ではなく、あくまで伊藤氏ならではの平易なエッセイ風な読み物としてまとめられています。それでいて紙のこと、消印のことなどポイントとなる事柄をさりげなく紹介されるという、氏ならではの絶妙な文構成になっています。

僕がネパールにどっぷりと漬かる原因を作ってくれた、記念すべき一文です。
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