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「手彫切手はあなたにも買える」 [文献]

子供の頃に切手商で毎月貰えたのが、切手商組合が出す『スタンプニュース』。
下の画像は、その90号(昭和46年6月)で、その中に「手彫切手はあなたにも買える」と題する啓蒙的な記事が掲載されています。

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記事の主旨は、記念切手の中でも高嶺の花だった「見返り美人」や「月に雁」を買う値段で、安価な手彫切手を何枚も買うことができるので、手彫切手は全く手が届かない切手ではない。というもの。

その例として、
・「月に雁」9000円に対して、竜半銭は7000円。
・「蒲原」(値段未掲載)に対して、房2銭なら2枚。
・「月に雁」と「見返り美人」15500円に対して、安価な桜切手9種(リスト掲載)なら14900円。
と紹介されています。

昭和46年というと、その数年前から続く手彫切手の全盛期のはず。
きっと、今以上にカタログコレクション的な収集家には、敷居が高い分野だったのでしょう。
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