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おしどり・壁画100円切手帳 [日本切手]

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画像は、第1次円単位の「おしどり・壁画100円切手帳」。
子供の頃には、現行切手の切手帳の多くは高嶺の花で、これもその1つでした。

子供といえどもシート切手の未使用単片は両方とも持っていたので、5円がグラビア印刷で、10円が凸版印刷であることは知っていました。
そこで疑問だったのが、なんで切手帳ではグラビア印刷と凸版印刷の切手が一緒に印刷されているのか?ということ。

それを解決してくれたのが、1977年8月に刊行された『現行切手収集入門』。
予約してあった本が配本されてから、一気に読みました。
夏休みだったので、中学校から言われた歯の治療に通う歯医者の待ち時間にも、むさぼるように読んだのを覚えています。あの頃は、歯医者の予約なんて無かったので、夏休みなんかだと順番待ちに数時間は当たり前でしたから。

で、そこに書いてあったのは、「おしどりと観音の切手帳はゲーベル凸版2色機にグラビア2色分のユニットを附設した印刷機を用い」という一文。
読んでしまえば、なんのことはない。ゲーベル凸版印刷機に、グラビア印刷機を増設して印刷しただけのこと。
変則的な印刷のこの切手帳。今でも気に入っています。
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