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「青は藍より出でて」 [文献]

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画像は、1966年1月発行の『JPC-UWA フィラテリック ダイジェスト』No. 98より伊藤由巳氏による「青は藍より出でて」。

伊藤氏の文章はいつも軽快で、僕には絶対に真似の出来ない文章なので、読んでいて楽しいから好きですね。
本文もいかにも伊藤氏らしい文に仕上がっています。

タイトルだけでは、中身まで想像することは難しいかも知れませんが、「青」と「藍」がキーワードとなれば、勘が良い方なら桜切手和紙青1銭のことだとピンと来られるかも知れません。

伊藤氏は、自他ともに「青一病」と称せられていましたし、最終的には『和桜青一集』という写真集まで発刊されています。
その写真集が最終形態とすると、本文には青一に対する最初の一歩が記されています。

市田博士から聞いた講義が元で、青一病が発症し、それが段々と重傷化していく過程が面白く記されています。
それにしても、切手商の店頭でで青一を50〜60枚買って2〜3万円とは羨ましい限りですね。物価を考慮しないでの話しですが・・・。

郵趣史の一コマとして読むと、なかなか面白いですよ。
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