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『日本郵便切手明鑑』 [文献]

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一昨日の日記で『大日本郵便切手類鑑』の内容が、意外にも専門的であったことを紹介しました。
今日、ご紹介する『日本郵便切手明鑑』は、これまでに最も権威ある専門カタログとして位置づけられていますが、最終版が昭和42年に出版されてから45年も経つので、けっこう忘れられた存在のカタログだと思います。

上の画像は最終版では無くて、昭和29年の第3版です。
もちろん最終版も所持しているのですが、なんでわざわざもっと古い版の画像を持って来たのかと言うと、昭和29年と言えば、他のカタログが単なる値段表の域を出ていなかった時代に、このようなカタログであったという事を知ってもらいたかったからです。

本文画像は、一例として手彫和紙黄色2銭切手のページです。
どうです?
これが昭和29年のカタログです。その内容に驚きませんか?

記念切手のページには、バラエティの採録はもちろん、発行の経緯なども全て記録されています。
つまり、『日本切手専門カタログ』とは言いませんが、『新日本切手カタログ』のスタイルがこの時点で確立されていたのです。

本文は、昭和29年版で236ページ。昭和42年版で358ページです。
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