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スタンプショウでのお買い物 [日本郵便史]

下の画像は、スタンプショウのブースで買ったものの1枚。
琵琶湖関係のマテリアルなんですが、北陸から他地方宛の逓送経路にも関係するので、こうしたものも懐に優しい範囲で購入しています。

15901.jpg

大津から海津に宛てたもので、地名に「津」が入ることから、港関係の地名であることがわかります。
例えば、大津もそうですし、今津や塩津もそうですね。

東海道本線の関ヶ原・馬場(現在の膳所)間が開通するまでは、琵琶湖の湖上輸送が大動脈となり、人や物の輸送にあたっていました。
もちろん郵便物も同じで、この辺のことについては佐々木義郎さんの収集成果で広く知られています。

上の使用例も湖上輸送によるもの。
大津16年6月21日ホ便で抹消され、その日の最終便である大津20時10分発の琵琶湖汽船塩津行き(勝野、今津寄港)に搭載されました。
宛地の海津には琵琶湖汽船は就航していないので、近くの今津で降ろされたと考えられ、今津から海津までは郵便線路が伸びているので、陸路で送られたことがわかります。

このカバーが搭載された便は夜行便なので、今津着は翌22日の朝。
その後は陸路で海津まで逓送され、その日のうちに海津局から配達となりました。
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