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満月消し [外国郵便史]

画像は、ギッシリと詰まったハンガリーの満月消し。
こんな感じで、約3000枚ほどあります。

IMG_1621.JPG

これだけの満月消しを集めても、僕は切手展作品の中にこれらを使おうとは思いませんし、事実、使ってもいません。

では、なぜ集めているのか?
答えは単純で、集めて楽しいからですね。
切手の真ん中に100パーセント掛かった消印は、美しくもあります。
これは、切手展作品の中で使用する説得力のあるマテリアルとは、別次元の楽しみなのです。

フランスでは、タイプ・サージュ。
スウェーデンなら、オスカー2世など、各国にはそれぞれ消印収集の楽しいシリーズがあり、それらを台切手として熱心に消印を集めている収集家がたくさんいます。
ですが、切手展で満月消しを主体とした作品を見ることは、皆無とは言いませんがほとんどありません。
この辺が、日本と大きく異なる点です。

よく「満月消し収集は、日本独特の郵趣文化だ」みたいなことを聞きますが、実際はそうではありません。
満月消しで遊ぶ、遊び方が違うのです。
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