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フィンランドの鉄道郵便車 [外国切手]

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画像は、フィンランドが1987年5月8日に発行した国際切手展「フィンランディア88記念」の小型シート。
一見したところ単なる鉄道切手に見えますが、国際切手展に関する記念切手なので、ちゃんと鉄道郵便車を描いています。

どこかの国では、切手展記念と称して切手とは全く関係の無い、単なる鉄道図案切手を発行していたりしますが、さすがフィンランド郵政だけあって、理由のある題材を採用していますね。

上段右の切手は、1871年製のフィンランド最初の郵便車ということで、レニングラードまで乗入れていた車両らしいです。古いだけあって2軸の台車ですね。

下段左の切手は、1899年製の郵便車ということで、今と同じ4軸の台車になっています。
ということで、上下の切手を見比べると時間の流れがわかります。

マージン部分の地図は、ヘルシンキからレニングラードまでの鉄道郵便の経路が記されていますが、たった1枚の小型シートが発信する情報量の多さに驚きます。
考え抜かれた、コンセプトではないでしょうか。
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