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「ドイツに於けるアルバムの発達小史」三井高陽 [文献]

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本文は、1962年7月号の『切手研究』142号に収載されています。
当時の郵趣界において、タイトルのような解説を執筆できたのは、三井高陽氏以外にはちょっと考えられないのではないでしょうか。
氏の収集範囲は多岐にわたっていますが、特にドイツは、ご自身が留学していた関係もあるのだと思いますが、他の分野よりも更に一段高い感じがします。

本文は、「ドイツ」となっていますが、必然的に特に最初期のアルバムについては、フランスなど他国のものにも触れられており、テーマの確信に進むに連れてドイツを詳しく述べるという展開になっています。
話しの展開は、ほぼ19世紀の範囲のものですが、伝統的な著名メーカーがこの時期に既に活動を開始しているので、郵趣の一般教養的な知識を身につけるという点においては、本文を熟読すればよいのではないでしょうか。

切手のことについて執筆できる人は数多くいらっしゃいますが、こうしたテーマで執筆可能な人となると、極めて少ないと思います。
こうしたことがが執筆できることが、知識の厚さを示しているのだと思います。
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