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『日本の郵便封皮、帯紙及葉書』 [文献]

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中田実氏による『日本の郵便封皮、帯紙及葉書』は、ステーショナリーの古典的基本文献として有名ですね。
発行は昭和4年で、本文100ページに切手付封筒は菊まで、葉書は手彫葉書までが採録されています。

手彫時代のステーショナリーが中心とあって、規則書や印面のバラエティなども細かく採録されています。
画像右は、切手付封筒の貼り合せ方法と、封じ目のエンボスの解説ページで、こんな細かい分類にも触れられているのはさすがだと思います。

昭和4年の段階で、現在の基礎分類が確立されているとはちょっと驚きますが、それだけ中田氏の観察眼と分類能力が確かだったのでしょう。


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