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米国・コロンブス博2セント 

画像は、1893年に米国が発行した「コロンブス博覧会」記念切手の中から2セント。
この記念切手、16種セットというロングセットで、しかも凹版の大形切手ということで、米国切手収集家以外の間でも有名ですね。

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この切手、低額面は駄物級なのですが、ドル額面になるとカタログ価格では、おいそれとは買えない評価になっています。
もちろん僕も持っていなくて、図入りアルバムがいつまでも空白のまま。

画像の2セント切手の使用済は、今を遡ること35年ほど前に買ったパケットから出てきたもので、当時は、こんな切手が出てきてビックリしたものです。
だから、今でも記念品的な感じでアルバムに貼ってあるわけ。

この切手の発行枚数は15億枚で、ほぼ同時期の「明治銀婚」の2銭が1480万枚ですから、その駄物加減ががわかると思います。

『ブルックマンの解説書』には、3種の色調のバラエティのほか、凹版特有の二重転写、三重転写、それどころか四重転写なんて、他では見たことがないものまでリストされています。
実用版は135面もあるそうですから、版欠点も大小たくさんあるのではないでしょうか。

最初に書いたようにコロンブス博は、ドル額面になると普通の収集家なら1枚買えば上がりになりそうな切手。
ですが、2セント切手は駄物ですから、バランスよくセットで収集するのは至難の業。
そこで、安価な2セント切手に限定して遊ぶのも面白いかと。
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