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ドミニカ・1992年 [外国切手]

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画像は、ドミニカが1992年11月11日に発行した鉄道切手からの1枚。
僕がこの切手の発行を知ったのは、発行から10年以上も経ってからのことで、どこでだか忘れてしまいましたが、初めて見た時は「えっ!こんなのがあるの!!」とビックリ。
早速、探して購入したものです。

ドミニカのことですから、発行に深い意味があるわけではなく、郵趣界では「好ましくない切手」とされているものだと思います。
ですが、僕にしてみれば「よくぞ、こんな題材を切手にしてくれたもの」という感じです。

切手の題材は『ペリー提督日本遠征記』から用いたもので、ペリーが2度目に日本に来航(1854年1月)した際に、将軍徳川家定への献上品として持参した蒸気機関車の模型を、横浜で陸揚げしている場面を描いています。
この模型は、横浜応接所で幕府の役人を乗せて走らせており、その時の記録も残されています。
切手部分のほぼ中央に、梱包を解いた蒸気機関車が見えますね。

この模型、残念ながら後年に江戸城での火災に遭い消失してしまい現存はしていませんが、その復元品が神奈川県立歴史博物館に収蔵されています。

それにしても、ドミニカがこうした歴史的な場面を題材にしてくれたことに驚きます。
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