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中央リトアニア・1920年 [外国切手]

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画像は、中央リトアニアが1920年に発行した6種セットのもので、この他に無目打のものもあります。
一見して素朴というか、稚拙というか、そんな感じの図案ですが、そんな感じが意外と好きです。

戦前の日本の有力郵趣雑誌であった『郵楽』には、毎号巻頭に各国の新切手紹介が載っています。今の『郵趣』の「世界新切手ニューズ」みたいなものです。

その『郵楽』第7巻12号に、この切手が紹介されているのですが、その書き方が面白い。
「中央リスアニア国第三回発行の切手にして如何にも拙劣なる図案の石版印刷のもの美術的価値皆無にし子供の玩具用と同等のものなり左の六種あり」
と、こんな感じです。

ひどい言われようですが、優秀な切手が次々と発行されていた当時の世界の切手の中にあっては、こんな感想を持たれても仕方がなかったのでしょうね。
僕的には、今の切手より「子供の玩具用」と言われた、こちらの切手の方が好きですが。
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