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明治のポスト [日本郵便史]

明治中期に国内各地で『商工便覧』という本が出されます。
その地方の有力商人達の店舗や病院などを、銅版画で紹介した本なのですが、これが意外と収集に役立ちます。

当時、これらの商人達の店先にポストを設置したり、店の一画を郵便切手売り捌き所にしたりしているので、よく見るとそんな光景が描かれているのです。

下の画像もその一つで、福井市内大橋詰にあった「駒屋」の店舗です。
「駒屋」というのは、江戸時代には藩札の発行を請け負うなど藩と密接に繋がった商人でした。
実際は見開きページで店舗を紹介しているのですが、画像では郵便ポストが描かれている右半分だけスキャンしました。

15135.jpg

これでは小さすぎるので、該当ヶ所の拡大が下です。

15136.jpg

ポストと、その右には開箱にやって来た集配人も描かれています。

あなたの地方の『商工便覧』見てみてください。
郵便局や、ポスト、切手売り捌き所を見つけることができますよ。
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