欧文印の押されない使用例 [日本郵便史]
シミが点々と出ているので、まぁ買わないマテリアルだと思います。
オマケに、消印も魅力が無いですしねぇ・・・。
外人が日光へ観光に行った際に、霧降の滝の絵葉書に手紙を書いて送ったものです。
消印データは「日光/2. 9. 3/后6-9」。
中央上部に紫色の印で「シベリア経由」を指定しています。
時々これと同じように、和文印のみで欧文印の押されていない使用例を見かけます。
本使用例は栃木県の日光発なので、欧文印は東京局で押されるはずです。なぜなら、シベリア経由便の閉嚢局は東京局だから。
つまり、日光から東京までは内国郵便として送られ、東京局の内国郵便課で受入れ、その後、同局の外国郵便課に引渡され、シベリア経由便として閉嚢されます。ですから、この時に外国郵便課で欧文印が押されるものと思います。
事実、そのような扱いを受けたものと見られる使用例は、ごく普通にたくさん見られます。
一見スルーされたように見える本使用例は、なぜこうなったのでしょうか?
2013-09-05 18:00
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