SSブログ

欧文印の押されない使用例 [日本郵便史]

13477.jpg

シミが点々と出ているので、まぁ買わないマテリアルだと思います。
オマケに、消印も魅力が無いですしねぇ・・・。

外人が日光へ観光に行った際に、霧降の滝の絵葉書に手紙を書いて送ったものです。
消印データは「日光/2. 9. 3/后6-9」。
中央上部に紫色の印で「シベリア経由」を指定しています。

時々これと同じように、和文印のみで欧文印の押されていない使用例を見かけます。
本使用例は栃木県の日光発なので、欧文印は東京局で押されるはずです。なぜなら、シベリア経由便の閉嚢局は東京局だから。
つまり、日光から東京までは内国郵便として送られ、東京局の内国郵便課で受入れ、その後、同局の外国郵便課に引渡され、シベリア経由便として閉嚢されます。ですから、この時に外国郵便課で欧文印が押されるものと思います。
事実、そのような扱いを受けたものと見られる使用例は、ごく普通にたくさん見られます。

一見スルーされたように見える本使用例は、なぜこうなったのでしょうか?
コメント(2) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。