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『偽造龍切手について』 [文献]

手彫の偽造切手についての収集と研究は、海外の方が先行していました。
その原動力となったのが I.S.J.P. のメンバー達で、研究発表もその機関誌に発表されています。

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上の左は、モノグラフシリーズの4号として1971年に刊行されたものですが、その訳本が翌年に関西郵趣連盟から発行されています。それが右。

龍切手限定ですが、スピロ、和田、上方屋、広瀬、見本と記載された偽物、他の雑種偽造切手、官製模造、記念偽造品、手書き模刻品、という細かな章立てで解説されています。
中でも最大手である和田製については、10ページに渡って解説しています。

『偽造龍切手について』は、I.S.J.P. モノグラフのテキストのみの訳本なので、本誌だけではほとんど役に立ちません。訳本を活用するためには、モノグラフを入手し、その図版と対比させる必要があるので、入手される方は注意された方がよいでしょう。
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