隠岐・西郷港 [日本郵便史]
新小判1銭ペアに丸一形日付印。
一見、珍しくもない使用例ですが、データを示すと「隠岐 西郷港/二一年九月十五日ホ便」。
この局は改称が激しくて、以下のようになります。
明治5年7月1日 西郷郵便取扱所
7年 目貫
8年10月 西郷港
23年4月1日 西郷
ここで注目してもらいたいのが、丸一印の日付と局名の関係。
丸一印は、ご存知のとおり明治21年9月1日の使用開始ですから、「西郷港」表示は1年半ほどになります。
しかも、このカバーは丸一印使用開始初期のもので、都市の大局ではないところがミソ。
使い込まれていない印影が美しいですね。
普通の丸一印の使用例ですが、気に入っているマテリアルです。
2018-03-21 14:24
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