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2016年の『郵趣』 [雑記]

数日前に『郵趣』1月号が到着。
この1月号を見れば、2016年の『郵趣』誌がわかります。

予想したとおり、悪い意味で期待を裏切らない内容でした。

僕は別に『郵趣』に高度な内容を期待していませんし、また、高度な内容の記事を掲載する雑誌でもないと考えています。
それはなぜか?
『郵趣』はJPSの機関誌であり、全ての会員に配布されるものだからです。

JPSには他に『郵趣研究』という雑誌がありますが、こちらは別途希望者が購入するシステムです。
内容も難しく、万人向けではありません。
ですから、高度な内容を期待する一部の収集家は、別途こちらを購読すればよいわけで、事実そうした差別化が図られています。

先に『郵趣』はJPSの機関誌であると記しましたが、これに異を唱える人はいないでしょう。
JPSは収集家の団体として、数々の行事や事業を行っています。
その一つに別会社としての郵趣サービス社があり、世界の切手の取次や付属品、文献の販売を行っています。昔はJPSの代理部として活動していました。

また、ジャペックスやスタンプショウなどの行事も、JPSでは重要な行事になっています。
僕が不満に思えるのは、このジャペックスやスタンプショウに直結する記事が、ここのところ全く見当たらないことです。

なるほど、確かに1月号にはカラーページを使ってジャペックスの記事はあります。
ただし、これは結果として載っているだけで、しかも、その内容は極めて一般的な収集家から見たら、雲の上のようなリーフや作品です。

僕は、ここ十年ほどジャペックスや全日展を見るたびに危機感を覚えるのは「いつまで開催できるのだろうか」ということにつきます。
確かに、一見すると作品は集まっています。しかし、それは極めて一握りのお馴染みさんが出しているからで、競争展への新規参入者はホントに少ないと言えます。

先ほど、JPSの大きな行事の一つにジャペックスの開催をあげました。
その行事に会員が積極的に参加するシステム(このばあい記事)が全く無いのです。
外部から見ていると『郵趣」の編集部は「ジャペックスなんか関係ないよ」と言っているように受け取れます。
だって、そうでしょ。JPSの機関誌なのに、その団体の最大行事に会員が積極的に参加(出品)する仕掛けを何ら講じていないのですから。

リーフ作りの楽しさ、その発展として競争展へ参加する楽しさ。
つまり、JPS最大の行事であるジャペックスに出品者として参加するという、そうした楽しさを伝える記事が必要なんじゃないですかね。

郵趣は、あくまでもJPSの機関誌。それが基本。
そう言えば、支部活動のページも以前は濃かったですよね。
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