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スウェーデン・グスタフ5世シリーズ円形フレーム [外国切手]

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スウェーデンで、1910年から発行が始まった「グスタフ5世シリーズ円形フレーム」。
印刷していたのは、ヤコブ・バッゲ紙幣印刷株式会社という民間会社です。

このシリーズの発行中に、スウェーデンでは切手の発行枚数が1915年には1億9千万枚だったのが、翌1916年には3億6百万枚へと大増大してしまいました。

この間、印刷はアメリカン・ホー社製の2台の印刷機で対応していたのですが、老朽化した旧型印刷機だったので印刷能力の限界から、バッゲ社では工場での残業が増大し、それが経営を圧迫するようになってしまいました。

このため、バッゲ社では切手印刷からの撤退を政府に申し出たのですが、その変更先も見当たらないことから、政府はかなりの割増金を支払い、なんとか1919年までバッゲ社に請け負わせました。

この「グスタフ5世シリーズ円形フレーム」発行中の出来事がきっかけとなり、スウェーデンでは政府直営印刷へと体制が変わっていくのです。
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