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ネパール・ネガティブプルーフ [外国切手]

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上の画像は、僕の年賀状をご覧の方は、ご記憶かも知れません。
昨年入手したマテリアルの中では、一番の収穫品でした。

ネパールのセカンドシリーズは、1907年の発行以後、何回かのマイナーチェンジをしながら、最終的には1941年発行のローカル印刷に落ち着きます。
ローカル印刷とはカトマンズ印刷のことで、それ以前のものはイギリスのパーキンスベーコン社の凹版印刷。

第二次世界大戦が始まると、イギリスからの切手供給が難しくなるので、急遽カトマンズで印刷をすることになり、カトマンズの財務省で保管されていた、1907年発行のパーキンスベーコン社の実用版から印刷をすることになりました。
それが画像のプルーフで、ネガティブ・プルーフと呼ばれています。

結局、ご覧の通りの出来の悪さだったので、新しく凸版印刷で印刷されることになったのが、最初に紹介したローカル印刷です。

このネガティブ・プレートですが、セカンド・シリーズではキーマテリアルになります。
国際展の出品作品を見ても、これが入らない作品は多いですね。
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