SSブログ

『英国切手部会報』183号 [文献]

今日は、大雨で凄かったです。
こういう日が久しぶりの休みの日だったので良かったです。あんな降り方では、仕事に行く気になりませんから。家から出て50メートルでずぶ濡れ状態でしょうね。きっと。

それと、更新が滞ってしまい申し訳ないです。7月1日から始まる特別展の準備が超忙しくて、正直言って切手どころではない状態なのです。

ということで、毎日のように深夜帰宅なので、配達になっていた郵趣関係の手紙類も未開封の放置状態なのをやっと開封。そんな中の1つが画像の『英国切手部会報』でした。
11114.jpg

今回の会報で唸ったのが下の画像の記事で、マーチンの郵便目的の偽造切手についての解説です。
11115.jpg
切手帳の偽造という中々手が込んだものもあります。
こういうのを読むと勉強になりますねぇ。

明日の月曜日から金曜日まで、埼玉、東京、神奈川と出張なので次回の更新は、早くて土曜日になると思います。もしかすると、移動中などにテキストのみの更新をするかも知れませんが、これはあくまで「ひょっとすると」程度です。
コメント(0) 

風景印の正しい使い方 [風景印]

僕にとって風景印は、旅の記念品としての要素が強い。
今でも、行った先々で郵便局があれば入って押している。もちろん事前に行きそうな局の配備関係のチェックはしていますから、目に付いた郵便局に片っ端から入っているわけではありません。

11107.jpg
上の風景印は、昭和58年の夏に北海道へ行った時のもので、この時は稚内からオホーツク海沿いに網走へ下りて行くというコースでした。
豊富局の図案となっているサロベツ原生花園は曇りで寒い日でしたね。夏なのに長袖のトレーナーを着込んだことを覚えています。

11108.jpg
上は紋別局で、ここでの想い出は関西から来た1人旅(僕も1人でしたが)の女性と知り合ったこと。年は3才上で、超かわいい人。ユースホステルの談話室でピアノを弾いてくれたのですが、上手なんですね。行く方向が同じだったので、遠軽まで一緒に行って別れました。

と、まぁこんな感じで風景印1枚1枚に語れる想い出があるのです。
こんなのが、風景印の正しい使い方なのかも知れません。
コメント(0) 

フィンランド・1930年 [外国切手]

フィンランドの通常切手と言うと、サーリネンタイプとかバーサタイプのような小形のライオン切手を思い出しますが、高額には画像のようなトピカル図案的な大形切手も沢山あるのです。小形切手に慣れちゃうと、同一の国の切手には思えない気がしますね。

11106.jpg
画像の切手は、1930年1月1日発行のもので、サイマー湖という所を描いたものです。
この切手にはタイプ1と2があって、画像の切手はタイプ2の方です。どこで見分けるのかと言うと、湖の風景が霧がかかったようにボヤッとしているのがタイプ1で、画像の切手のようにスカッとしているのがタイプ2。
最初の印刷の時には、彫刻が浅かったのでボヤッとした出来上がりになってしまったのだけど、2回目の印刷の時に原版を彫り直したので、タイプ2の出現となった。
コメント(0) 

第4次ローマ字入り200円 [日本切手]

11104.jpg
第4次ローマ字入り200円切手は、昭和51年1月25日の郵便料金値上げに伴って発行されたことは、皆さんもよくご存知のはず。この時に封書基本料金が50円で、速達料金は150円になり、その合計料金用として発行されたのが200円切手。つまり画像のような使用例がその見本というわけ。

この使用例の消印部分を拡大したのが下の画像。
11105.jpg
データは「新潟西/51.2.23/18-24」というわけで、発行後ギリギリ1ヶ月以内の使用例。
専門コレクションには物足りないと思うけど、カタログコレクションの使用例としては、良いマテリアルだと思っている。
コメント(0) 

バミューダ・1902年 [外国切手]

バミューダの切手には好きなものが多い。画像の切手もその一つで、古典っぽい感じが良い雰囲気を出してます。

このシリーズには幾つかのバリエーションがあるのだけど、最初の基本は2色刷りか、1色刷りかということ。
11100.jpg
11102.jpg
上の2枚は2色刷りで、1902年の発行。

11101.jpg
11103.jpg
そして、こちらが1色刷りで1908年の発行です。

こうして見ると、やっぱり2色刷りの方がドッシリとしていて良いですね。
では、なぜ1色刷りになっちゃったかと言うと、単純に考えるとコスト削減が思い浮かびますけど、本当のところは、U. P. U. カラーに合わせての変更だそうです。

コメント(0) 

三井記念美術館 [雑記]

三井記念美術館で開催中の「三井記念美術館 館蔵品展」に三井高陽コレクションの切手が極少数ですが、出品されています。

この展覧会は、「ホノルル美術館所蔵 北斎展」が震災の影響で中止となってしまったので、急遽その代替え企画として決ったものです。
同じホノルル美術館の蔵品でも、東博の「写楽展」の方には出品されていますから、その辺が東博と三井の差となって現われたのかも知れません。恐らく、東博はあの手この手でホノルル美術館を説得したのではないかと思います。展示手法を見るとそれとなくわかりますが・・・。

ともあれ、その代替え処置として、少数とは言え久しぶりに三井コレクションから、日本やオーストリアなどが展示されています。

三井コレクションも、三井文庫に美術館が併設されていた時には常設展示として、数百リーフがコレクションの形で見れたので、上京してヒマな時にはよく見に行ったのですが、美術館が分離独立してからは、切手コレクションが大規模に公開されなくなってしまったのが、収集家の立場からすれば残念です。保存と言う視点から見れば仕方がないのですが。
コメント(0) 

写楽展 [雑記]

先日、日帰りで東京国立博物館で開催中の「写楽」展に行って来ました。
写楽のみにスポットを当てたこれだけの展覧会は、今後、数十年は開催されないでしょう。とにかく、よくもこれだけ集めたという感じです。
写楽に特化した展覧会では、1995年に東武美術館で開催された「大写楽」展がこれまでは最大規模でしたが、今回のは、それを軽く上回るものです。

11093.jpg
上の画像は、図録の表紙で335ページは圧巻です。これで2500円。

展覧会に行く前に、いつも気になるのが人出で、なるたけ平日を狙って行きます。
いくら平日と言っても相手は写楽。それなりに覚悟して行ったのですが、なんとまぁ、可哀相なくらいのガラ空き状態。これも震災の影響でしょうか?そう言えば震災直後にに行った「フェルメール〈地理学者〉とオランダ・フランドル絵画」展もガラガラでしたっけ。
まぁ、ガラ空きと行っても最初の方に展示されている大首絵の時代の所は、それなりに混雑していましたね。最も写楽らしい版画ですから当然かも知れません。
けど、今回の展覧会が凄いのは、余り人気のない中期以後の作品が怒濤のごとく集められている点です。初期の大首絵は、どこかで大抵は見れますからね。

11094.jpg
上の画像は、1969年10月1日発行の「第16回万国郵便大会議記念」切手の1枚から、写楽の「都伝内」で、もちろんこれも出品されています。切手収集家の中でも、これが写楽の作品であることを知らない人がけっこう居ます。

11095.jpg
今回、最も驚いたのが臨時郵便局を会場内で発見したことで、小型印も使用していました。上の画像がそれですが、図案は手抜きのようでつまらないものですね。もう一捻りしてほしかったなぁ。
コメント(1) 

昔のリーフ [雑記]

11092.jpg
懐かしい手書のリーフ。しかも字が汚いです。いつ作ったリーフかと言うと、中学生の時ですね。あの頃は、よく明治スタンプの通販を利用してました。たぶん、この切手帳ペーンもそこで買ったのだと思います。
明治スタンプは、大統領シリーズ以降の未使用は、よい品揃えだったと思います。ただ、送られて来る切手にはオフセンターもよくあったように思います。特に切手帳はそうだったような。

お金がないのでリーフに貼るのはヒンジです。ちょっと裏を見ましたけど、薄緑色のデニソンのヒンジが付いています。

こんなリーフを見ちゃうと、また集めてみる気にもなりますね。
コメント(0) 

西ドイツ・第10回国際文書保管会議 [外国切手]

11091.jpg
画像は、西ドイツが1984年に発行した「第10回国際文書保管会議」の記念切手。
上半に古文書、下半にパソコンを描いたセンスが会議の目的とよくマッチして、さすがドイツ郵政だと思います。
この切手が発行された翌年に、僕は初めてパソコンを買いました。NECの9801VFという5インチフロッピーディスクで、もちろんハードディスクなんて無いから、その度にフロッピーを入れて読み込ませるというもの。ワープロも「一太郎」が売り出した当初だったと思います。あとdBASE2というデータベースソフトも使いました。
あの頃は、NECのパソコンに「一太郎」を使わないと、非国民みたいな時代でしたから。

で、僕はと言うと、どうもあのシステムに馴染めなくて(何しろ根っからの文系なもので・・・)マッキントッシュのSEを見た途端に「これはいい!」ということで、さっさと乗り換えちゃいました。それ以来のMac党です。

パソコンの切手から、どうでもよい話しになっちゃいましたね。
コメント(0) 

ネパール・1899年1/2annaの仮貼 [外国切手]

11090.jpg
画像は、ネパールが1899年に発行した2annaの通常切手の仮貼からの1リーフ。
下3列の横ペアは全てテートペッシュポジションのもので、しかもセッティングが異なっている。これだけ揃っているとちょっと自慢できるハズなのだけど、個人的には余りその気は無い。
なぜなら、押されている消印が全部が電信消なのだから、ちょっと情けないかな。

まぁ、この切手の99.99999パーセントは電信使用で、郵便として使われた例は数例のカバーが知られているのみだから、電信消で当たり前なのだけど、いざ切手展仕様で整理するとなると貼る勇気はありませんね。どうせ貼るなら未使用で揃えた方がカッコいいでしょうねぇ。
コメント(0) 

ネパール・1958年人権の日 [外国切手]

11089.jpg
11088.jpg
下のシート切手を見て欲しかったのだけど、図案が見難いので1枚抜き出したのが上の画像。
如何にも簡単な平版印刷に見えるけど、Gurkha Patra Pess社というカトマンズの印刷会社製。この頃のネパール切手と言えば、インドの会社かこの会社の印刷だから、ネパールでは大手印刷会社なのでしょうね。

この切手の印刷数は、シート枚数で数えると3,750シートの印刷で、たったのこれだけ。
もし、日本切手でこの数だったら発売にも大変な騒ぎになるし、今頃カタログ値も大変な事になっていたでしょう。しかし、そこはネパール切手ということで、まぁ普通です。

この切手には、こんなに枚数が少ないのに用紙が2種類あるのです。見分けは透かしが違うので簡単なのですが、もう1種の方は未入手。たぶんこの先も、ずっと未入手かも知れません。
コメント(0) 

ネパール・1941年8Pice [外国切手]

11087.jpg
ネパールのセカンドシリーズから、1941年発行の8Pice切手の横無目打エラー切手。
長期に渡る印刷のうち、1945年3月〜11月に行われたPrinting No,5の印刷に確認されているもの。
「珍しいか」と言われるとそれほどでもなく、「入手し易いか」と言われると、けっこう長期間探さないと見つからないもの。で、つまり微妙な位置づけなんですね。


コメント(0) 

ゴールデンウィーク [雑記]

世の中、ゴールデンウィークですね。
前半には全日展も開催されて、春の郵趣シーズン真っ盛りのはずですが、とうとう行けませんでした。全日展不参加は十数年振りじゃないかな。

明日も仕事でゴールデンウィークとは全く縁が無さそうですが、水・木の2日間だけはなんとか休みを確保しました。
溜まりに溜ったカバーを整理しなければ・・・。
2日で何枚くらい整理できますかねぇ。
かなり枚数ありますから。気にはなっているのですが・・・。
なにしろ、ぐうたらな性格なもので。

コメント(0) 

『北陸郵趣』699号 [文献]

僕の編集する『北陸郵趣』が699号になりました。次号でいよいよ700号です。

今月は、以下の3本の記事を掲載することができました。
11084.jpg
11085.jpg
11086.jpg
正田氏の記事に『北陸郵趣』の事について「国際展関連記事は本邦最先端の内容」と評されたことは、編集担当者として正直に嬉しいこと。
ローカル誌として、地元関係の記事の他、外国切手や切手展関係の記事をバランスよく掲載するのにかなり頭を悩ませます。
最近では、北陸在住者よりも、その他全国の読者の占める割合が高いですね。

『北陸郵趣』にご興味のある方は、下記のメールアドレスまでご連絡ください。
stamp2000@mac.com

コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。