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戦前の小型印 [雑記]

先日、色々とお世話になっている古書店さんから電話あり。
こちらも、聞いてもらいたい話やアドバイスをいただきたい要件があったので、新幹線に乗ってノコノコ出かけて来ました。

到着一番、挨拶もそこそこに
「こんなのいる?」
と見せられたのが、戦前の小型印収納帳が3冊。
昭和9年から11年までが楠公葉書で400枚ほど。
それに告示を切り抜いて貼ったカードも一緒に収納されています。

「いらなければ市にまわすけど、どうする?」
「いります。いります。ところでお代はいかほど?」
タダ同然(タダではないですよ)の値段を言われて、そのまま有り難くいただきました。

ゴミとして引き取った中に入っていたもので、買取価格には含んでいないということ。
この店主、僕には正直。
神保町の有名古書店なんですが、数十年のお付き合いでウマが合うのです。

昨年は郵趣本ではありませんが、彼の長い古書店歴の中でも2冊しか扱ったことがないという本を売っていただきました。
その時の言葉は「貴方にしか買って欲しくない本が手に入りました」と。
儲けは、そちらの方面でソロバンを弾いていらっしゃるのです。
高額本でも声を掛けていただいたら、言い値で即決購入。
儲けるところは儲けて、そうじゃないところはサービス。
お互いによくわかっているのです。

下の画像は、告示の切り取り。
こんなのが、全ての小型印とセットになっています。

15907.jpg

上の告示の実物が下の画像です。
告示の印影は大阪ですが、実物では大阪と第一艦隊が揃って収納されていました。

15908.jpg

夕食をご馳走になって、愚痴を聞いてアドバイスをいただき、面白い郵趣品も手に入って気持ちがスッキリとした1日。


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