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リヒテンシュタイン・1920年 [外国切手]

リヒテンシュタインと言うと、僕らの世代ではヨーロッパ諸国の中ではモナコと並んで、国家財政を切手でカバーしている国なんて教えられた記憶があります
たしか、1970年代では国家財政の10パーセント程度が、切手による収入だったと思います。

そんな国でしたが、発行する切手は渋くて玄人好みするものが多く、子供心にもモナコのように悪い印象は持っていませんでした。

リヒテンシュタインの郵便事業は、最初はオーストリア郵政が取り仕切っていたので、切手もオーストリア切手にそっくりなヨハン2世や紋章を描いたのものでしたが、第一次世界大戦後の一時期は自前の郵政で独自切手を発行していました。
しかし、せっかく独自路線を歩みだしたものの1921年にはスイス郵政の管理となっています。

15614.jpg

上の画像は、その短期間のリヒテンシュタイン郵政が1920年に発行した通常切手。
無目打と目打有の2種が発行されています。
中央の楕円形内に描かれる図案は、紋章と建造物に分けられ、更に建造物図案は額面により違うものが採用されています。
画像の1kは12世紀頃に作られたファンドゥーツ城で、現在もリヒテンシュタイン家が居住しているそうです。
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