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『ビジュアル日本切手カタログ』普通切手編 [文献]

仕事が忙しくて開封もしなかった郵便物を、徐々に広げています。
そんな1冊がコレ。

15040.jpg

既に多くの皆さんもお読みだと思います。
率直に言って書名に「カタログ」と入れられても、「????」としか言いようがありません。

右下に「読む切手図鑑」と書かれていますが、そう捉えればまぁ納得かな・・・。

本書を読み物として読む人は居ると思いますが、カタログとして使う人は、全く居ないとは言いませんが、ほとんどいないでしょうね。

とにかく分類がおかしくて、とても使い難いものです。
一例をあげると、手彫切手は松田印刷も政府印刷もごちゃごちゃ。
本来は、
松田印刷→半銭、1銭・・・、政府印刷→半銭、1銭・・・
と、製造面を基本分類としているのが、どういうわけか、
仮名なし→半銭→松田印刷・政府印刷、1銭→松田印刷・政府印刷
となっています。
また、新しいところだと、産業図案も透かし無しもゴチャゴチャにして一まとめ。

こんな感じの分類(?)が、あっちにもこっちにも。

どう考えれば、こんな編集になるんですかね?
たぶん、深く考えずに何か新しいことがしたかっただけのように思えます。

カタログとしては失格ですが、書名からカタログを削除すれば、読み物としてはいいのではないでしょうか。
コメント(2) 

コメント 2

ふぇらみつる

>松田印刷も政府印刷もごちゃごちゃ
>産業図案も透かし無しもゴチャゴチャ

ユニークな分類ですね
私も見習いましょうかね
by ふぇらみつる (2015-11-07 19:34) 

sf

図案に焦点を当てているのでしょうが、違和感ありありで、私は買いませんでした。
一方、テーマ別カタログの「花」は買いました。こちらは同じ図案は省略。コイル切手や切手帳は収録されないというわけです。ただ、1次R20円の藤は収録し、2次R20円の藤は収録ナシ。図案が違うだろう、とツッコミたくなりました。
こういうカタログを否定まではしませんが、もっと出版すべき文献はないのかなあ・・・と思いました。
消印ハンドブックもすでにデータが古い感じですし・・・。
by sf (2015-11-11 18:14) 

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