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「戦後の切手で国際展を戦えるか?」 [文献]

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日本で、もっともコストパフォーマンスに優れた郵趣雑誌である『Philatelic Journal』が今年も刊行されました。
オールカラー、A4版145ページでたったの1000円。『郵趣』なんてのが、あれだけの広告が入って700円もしますから、超お買い得です。しかも、内容がとても濃い!
たぶん、皆さんもうお買い求めになっているとは思いますが、1冊なんて言わずに、最低2冊はお買い求めいただきたいと思います。
編集も、1号目は正直なところ「なんだかなぁ〜」と思った部分が若干ありましたが、4号目となるとそれも解消され、よい仕上がりです。

今号には6本の読み物が収録されていますが、この中で必読なのが「戦後の切手で国際展を戦えるか?」という記事。
著者であるアンソニー・オォーカーさんは、「マーチン・プレ・デシマル」で国際展金メダリストとして著名な方。
本稿には、クラシックやセミ・クラシックが目白押しの国際展の中にあって、いかに論理的に組立て、そして審査員を納得させなければならないか。という視点を彼の作品を紹介しながら解説しています。
ここで、述べられていることの根底にあることは、伝統郵趣や郵便史といった部門に関係無く等しく共通するものだと考えます。

僕が仮にこの解説に値段を付けるとしたら、本書の定価以上の値付けをしたいと思います。
切手展への出品をお考えの方で、本稿をまだお読みでない方がいらしたら、絶対に読まれることをお勧めいたします。
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