SSブログ

ニュージーランドの継目印刷 [外国切手]

IMG_0344.JPG

画像は、英国のロイヤル・コレクションの豪華本より、ニュージーランドのページからの1枚。
シャロンヘッド、いつ見ても美しい切手ですね。

で、この切手。よく見るとなんだか変だと思いませんか?
変なんです。実に・・・。





わかりましたかね。
印面の最下部が印刷が途切れちゃっているんですね。
本来ですと "POSTAGE" の下に額面文字が英文で入るのですが、それが途切れて無いのです。

ではなぜか?
すぐに頭に浮かぶのは、原版の破損。それと実用版を作る際の転写不足。
まぁ、そんなところだと思います。

でも正解は違って、紙の継目印刷が原因なのです。
全く同じというわけではないのですが、秀山堂印刷にも継目印刷がありますが、イメージ的には似た感じです。
本来は印面ガッターに現われる継目が、ズレるとこのようなバラエティになるのです。従ってズレた継目が印面内の上に現われたり、下に現われたりするわけで、特殊な例として横に現われているものもあります。

今回のジャペックスで、この印刷バラエティについて、日本語で平易に解説された私家版をいただきました。
こうした切手が存在することは、ロイヤル・コレクション本などで知ってはいましたが、今回いただいた私家版で詳細にわかりました。
こいうレポートをいただけると、本当に有難い。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。