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「配達局名を書きましょう」 [日本郵便史]

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画像は、議事堂はがきに「配達局名を書きましょう」の標語印が押された、どこにでもある使用例で、三条27年5月16日の日付印が押されています。

郵政の側から「配達局名を書いてくれ」というのは、震災はがきの住所欄に(配達局名)と印刷されていることからも、意外と古いことがわかります。

でも実態として、それがなかなか浸透しなかったことは、昭和30年代の使用例を見ても、きちんと配達局名が書かれているものの方が、圧倒的に少ないことからもわかります。

こうした標語は、突き詰めて行くと増え続ける膨大な量の郵便物をいか効率よく処理するのか。という点に行き着きます。
なかなか面白いテーマです。
コメント(1) 

コメント 1

渡辺達夫

そうですね!当時は何々局区内と記載するように、周知啓発されましたが中々記入が
徹底されませんでした。郵便番号制度になって行くと考えます。
この葉書は、皮肉な事に町名だけで、配達されていますね!
by 渡辺達夫 (2014-07-04 08:39) 

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