『日本郵便はがき、封皮、帯紙類総カタログ』 [文献]
伝統ある大阪の日本郵楽会が1955年に刊行した、戦後初めての総合的なステーショナリーカタログです。
内容は、見開きによる表組み構成で、活字ではなく手書きです。
項目は、左からカタログ番号、発行年月日、額面、刷色、仮名又は版別、用紙、形式、サイズ、備考、評価(未使用、見本、使用済)となっており、その内容は専門カタログの水準ですが、残念ながら図版は有りません。
面白いのは、官製模造や料金改正による切手加貼などもサブナンバーで記録されている点です。
また、備考欄には、細かなテキストがたくさん書かれているのですが、中には外国カタログに記録されているものの、実際には存在しないものまで丁寧に記録され「●●カタログにあるも実在せず」と記されています。
半世紀以上も前のカタログですが、現在でも十分に読むに堪える内容です。
2014-07-02 18:51
コメント(1)
随分と古いカタログを所蔵されておりますね♪敬服致します。懐かしいです。
by 渡辺達夫 (2014-07-04 08:46)