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「ソ連俘虜用郵便葉書の分類試案」 [文献]

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戦後の郵便史を語るには、必要不可欠なのがソ連抑留者発着の郵便だと思う。
僕も何枚かは収集に加えたいとはかなり以前から思ってはいるものの、なかなかそのチャンスに恵まれず、今だに未入手のまま。
抑留者の分母数字から考えると、もっと市場に出てもよさそうなものだけど、特殊な事情下でもあるわけだし、歴史的な意味合いを考えると少なくても仕方がないのでしょうね。

新井紀元・萩原海一両氏による『いずみ』199号(昭和55年10月)に掲載の本稿は、ソ連抑留者葉書についての基本文献です。
タイプ分類や初期・後期データ、ソ連の消印や検閲印、私書箱番号や収容所の場所、日本や連合軍の消印や検閲印ばど総合的に捉えられている内容です。

本稿以前にも単発的な使用例紹介は幾つもありましたが、全体を俯瞰した報文はありませんでした。現在に至っても、その状況に変りはありません。
貴重な報文です。
コメント(1) 

コメント 1

わ渡辺達夫

故北上健氏の[いずみ]に記事があったのですね。もう記憶にありません(泣)
ソ連の捕虜郵便は、確かに少ないですね
当時の、新井氏、南洋で有名な荻原氏
三氏共に交流がありましたのでコラボ懐かしいです。
by わ渡辺達夫 (2014-02-10 21:08) 

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