SSブログ

ネパール1902年リカット・フレーム [外国切手]

久しぶりのネパールです。
十数年前に全日展に出品した時のリーフが、そのまま残っていて、そこからの画像です。

13534.jpg

ネパール初期の切手は、一見したところどれも同じに見えるのですが、印面の微妙な変化や色調で幾つもの発行年別に分類ができます。

画像は、その中でも一番わかりやすいタイプで、印面周囲の棒線を再刻したもので、リカット・フレームと呼ばれるもの。
1902年の発行です。

初期切手の大部分は、日本の和紙に似たネパール紙に印刷されているのですが、品質が一定ではないので色々な紙質の紙があります。
画像のものは異常に薄い紙で、それがどのくらい薄いのかというと、貼付けたヒンジの薄緑色が透けて見えているのが、おわかりになるでしょう。

この切手は、セッティング27のポジション52〜53、59〜61です。
ネパール初期切手の楽しみは、どことなく手彫切手に似ています。
コメント(5) 

コメント 5

tabito

確かに、耳紙の部分にヒンジが透けて見えます。ずいぶん薄いのですね。でも紙そのものは強靱なのでしょうか?
by tabito (2013-11-13 20:09) 

stamp

tabito さま
それが見掛よりも、腰があって意外と丈夫なのですよ。
そもそも、紙の繊維が長いですね。
龍銭切手の弱い紙とは、かなり違います。
by stamp (2013-11-13 20:36) 

渡辺達夫

私も、何でもやですので、もう少し後期のものを集めましたが
中に、今回のように薄い紙の切手も何枚かありました。チベット切手が好きですのでその流れで。。。確かに手彫り切手に似ているところがあり神秘的です。昭和30年後半から40年後半まででしたので、材料がありませんでした。在庫のあったのは、東京駅M社、銀座のF社とY社くらいでした。

by 渡辺達夫 (2013-11-13 21:32) 

ふくだ

ご無沙汰しています。
耳紙に赤ペンで書かれているのはネパールの数字でしょうか。
インド藩王国の切手で耳紙にコントロール番号を赤ペンで手書きというのがあります。番号違いを集めて色調との関係を調べたりしています。

by ふくだ (2013-11-14 21:27) 

stamp

ふくだ さん
ご無沙汰です。
これは、欧米の切手商が覚えで「1 a」即ち、額面「1 anna」と書いたものです。
ネパールの初期切手で、マージン部分に題字を入れたものがありますが、それは初期のセッティングのもので、活字で入れています。
by stamp (2013-11-15 17:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。