SSブログ

凹版彫刻の凄さ [外国切手]

今では、すっかり少数派になってしまった凹版切手。
この版式が、切手印刷の最高峰であることに異論を唱える人は居ないと思います。
世の中には、凹版切手を専門に集める収集家も居ますし、中には特定の彫刻者の作品を収集している方もいらっしゃいます。

13416.jpg

画像は、凹版切手大国の1つであったオーストリアで、1954年12月に発行された「国立印刷所150年・ウィーン新聞250年」記念切手。

凹版切手の凄さを知る1つの方法として、彫刻の細かさがあります。
ルーペで覗くと、「アッ」と驚くような芸当を見せてくれる作品がたくさんあり、その内の1枚が画像の切手。
どこの部分が凄いかと言うと、下の画像がそれ。

13418.jpg

印刷物の部分の拡大画像です。
右側の新聞では見出しが読めます(さすがに本文はダメですが・・・)し、左の印刷物では本文までもが文字によって表現されています。
もちろん、1文字の大きさは1ミリ以下。

凹版彫刻者は、社会的にもステータスが高いそうですが、良い仕事をする芸術家として頷けますね。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。