『戦後初期の小型記念スタンプ集(1947〜1952)』 [文献]
新刊の『戦後初期の小型記念スタンプ集(1947〜1952)』が到着。
先に発売になった『戦前の小型記念スタンプ集』と一体をなすもので、基本的スタイルは同じ。
本棚に並べると良い感じです。
小型印は、テーマやトピカルにはよく使われていますし、小型印収集家だっています。
しかし、その割にはカタログとしてまとまった本が無いので、ぜひ続編を期待したいところです。
さて、本書は年代ごとの採録方法であるため、ある特定の県や局で使用されたもののみを見ようとすると、年ごとに見ていかねばなりませんが、小型印の性格上は年ごとの採録で当っていると思います。
この辺が、風景印とは性格を異にするところでしょう。
全部で何個の印が採録されているのかはわかりませんが、記録上認められるものの、印影が確認出来なかったものが3個あるそうです。しかし、これらもきちんと文字情報として記録されており、その辺が親切な編集と言えます。
編集は、横2段にそれぞれ5個づつの採録なので、印影も大きく見易くなっています。
ただ1点残念だったのは、図案説明が省かれている点。大部分の印影は、説明が無くても凡その理解はできるのですが、小型印辞典として使用するにはちょっと物足りないかも知れません。
2013-08-06 18:00
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