フランス・セレスの使用例 [外国郵便史]
画像は、フランスのセレス目打付切手を貼ったアルジェリア宛のカバー。
5・15・40サンチームを1枚ずつ貼って、郵便料金は60サンチームです。
このカバー、マルセイユとボーン(現在のアンナバ)を結ぶフランス船内で投函されたらしく、その船内印がAの消印です。日付は1873年4月23日。
船内局では、切手への抹消権限がなかったらしく、切手の抹消は荷揚げされたボーン局でされています。Bの消印5015ですね。その時の証示印はCの4月25日。
そして宛地のチェニスへは4月27日に到着し、Dの消印が押されています。
このカバーを入手したのは、セレスとかナポレオンに興味を持ち始めて間もなくのこと。
最初は、この船内印とボーン局との抹消権限の関係がわからなくて、理解に苦労したことを覚えています。
色々と興味を持っていると、時間が解決してくれることが多々ありますね。
解ってしまうと「なんだ、そんなことだったのか・・・」と。
明日から日曜日まで、ちょいと長崎まで行って来ます。
というわけで、次回の更新は月曜日です。
2013-06-06 18:00
コメント(2)
長崎に行かれるとか。新幹線で? であれば、当地を通られるのですね。私んちは新山口の近くです。通過される時は、ちょっと思い出して頂けませんか。
by tanito (2013-06-06 20:05)
新山口の近くなのですか。
残念ながら通過ですが、よく覚えておきます。
by stamp (2013-06-06 20:09)