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「青一エンタに話題を求めて」 [文献]

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1977年3月発行の、切手文化会『モダン・フィラテリー』2号に掲載された、伊藤由巳氏の「青一エンタに話題を求めて」。
青一病の重傷患者と自他ともに認められていただけに、なかなか面白い記事です。
それぞれ特徴のあるカバー4通を例題に解説が進むのですが、特に気に入ったのが画像に並んでいるうちの、左側の明治5年8月27日に土浦から勝沼に宛てられた龍200文と青一との混貼カバー。

土浦局は、明治5年7月の開局で、同年3月から7月にかけて我孫子から土浦付近の各局を小田氏という郵政官吏が巡回し、切手を配給している記録が残っているそうで、このカバーに貼られた200文切手も、その小田氏が土浦局の開局にあわせて配給したものと想定されています。

こうした面白い切り口から解説されるのは、伊藤由巳氏ならではの発想とユニークさだと思いますね。
なかなかできることではありません。

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