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全日展のいただきもの(3) [外国切手]

全日展でのいただきものも3回目で、今日のは前2回とは別の方からのもらいものです。
今回の全日展では、米国切手として「米国ワシントン生誕200年記念切手」という、素晴らしい作品がありましたが、今日のはそれと同じシリーズの1/2セント切手。

このシリーズは、米国がワシントン生誕200年を周知徹底させるために、1932年の1年間は低額の通常切手は全てこのシリーズに置き換えるという、前代未聞の方法により使用されました。
そのため、膨大な量が印刷され使用されています。と言うことは、多くの版が作られ、それと共に版欠点もそれなりに存在すると言うことになります。

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上の画像は、いただいた6枚ブロックで20560のプレート番号が付いています。
下の画像の左が、上段左の切手(ポジション8)の左側額面数字の拡大画像で、数字を囲む円が5時〜6時の方向で破損しています。
右の画像は、上段中央(ポジション9)の切手の拡大図でノドに縦線が入っているものです。
これらの欠点は、今年の1月21日の日記で紹介した Loran C. French著 "Encyclopedia of Plate Varieties on U.S. Bureau-Printed Postage Stamps" にも紹介されているものです。

ここまで書いてふと思ったのですが、米国記念切手解説書の定番である Max G. Johl著 "The United States Commemorative Stamps of The 20th Century" には、どう書かれているのかな?と。
本棚から引っ張り出して見てみると、本シリーズは第1巻の方に載っていました。
1/2セントの版欠点はどうリストされているのかと探すと、図入りで1つだけポジション8のものがリストされています。
本書は1947年の発行ですから、この版欠点は古くから知られていたことがこれでわかりました。
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