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" ONE ANNA & TWO ANNAS POSTAGE STAMPS OF INDIA 1854-55 " [文献]

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インド初期切手のプレーティングの解説を中心にした概説本で、各額面ごとにシリーズ化されているもののうちの1冊。
発行は、ギボンズ社で1948年。
他の額面については、近年になって復刻版が出ているのですが、この本は出ているのでしょうかね?わかりませんが・・・。

せっかくの基本文献なので、装丁のしっかりとしたハードカバーの方がよいのですが、残念ながらソフトカバー。まぁ、第2次世界大戦が終って数年しか経っていないので、その辺の影響でしょうか。

本文中は、全てが文字と表だけで、図版は別刷りの袋入りです。
本の性格上、大切なのがタイプ分類や、リコンストラクション、シート写真なのですが、その辺はよく印刷が出来ていて、ルーペで覗いても網が見えないのでコロタイプか何かでしょう。

各切手のボジション確定のためのテキストも、数行づつのテキストとなっているので図版と合わせて使うと効果的です。
インド初期の切手は、日本の手彫切手と同じように、版、色、ポジション、変種などが収集の基本スタイルなので、本書はその教典の元祖みたいなものです。

本書を入手したのは、1995年のシンガポール国際展に行った際にマリーナスクエア内のギボンズで入手。当時336シンガポール・ドルでした。
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