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" The Postage Stamps of Nepal " [文献]

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僕がネパールを集め始めて2冊目に入手したのが、この本です。
本当は、一番最初に入手して読みたかったのですが、ちょっと入手に手こずって2番目になっちゃいました。

1959年に刊行されたものなので、決して最新の情報が載ったものではないのですが、現在でもネパールの総合的解説書としては唯一のものです。まぁ、日本でいうならば『日本切手とその集め方』みたいな本と言えば、わかりやすいでしょうか。
他のものとなると、各シリーズに特化した専門書が数冊あるのみなのが、ネパール切手収集界なのです。

この本はニューヨークのコレクターズクラブが刊行しているフィラテリック・ハンドブック・シリーズの中の1冊なので、128ページというコンパクトな中に要領よくまとまっているのが特徴です。

郵趣書というのは、なにも最新書が最も優れているとは言い切れないので、一見したところ、こうした時代遅れと見える古書でも大切に読むべきですね。
やはり、年代を追って読んでいくと、最新の考え方がどのようにして生まれて来たのかが理解できるので、現在の研究成果の穏当性が自分でも判断できます。

単にノウハウのみを追っかけるのではなく、こうした勉強も必要だと思います。
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