『独逸建物切手研究』 [文献]
昭和29年発行の、萩原海一著、切手研究会発行『独逸建物切手研究』は、外国切手収集家なら誰もが知っているような名著なのだけど、それに反して現在入手しようとすると、それなりの努力というか運が必要。書名は知っているけど実物を見たことが無いという人はけっこういます。
上の画像は目次の一部ですが、この本が出版された当時は、本国であるドイツでの研究成果よりも優れていたと伝えられています。
手軽に日本語で読めるのはいいのですが、一読しただけではちょっと難解かも知れません。
この文献が出た後の補遺は『切手研究』誌に掲載されているので、同書のバックナンバーも読まないと、その後の進展がわかりません。
B5版118ページで、僕の所有しているのには300部のうち220の番号が付いています。
2012-02-29 19:21
コメント(3)
私も持っていますので、取り出してみました。全体の状態がいまいちです。番号は100でした。
昔震災切手の製造面の調査に役立つのではと思って手に入れたのですが、あまり読みませんでした。今は文献コレクションのうちの1冊になっています。宝の持ち腐れ?
by tabito (2012-03-01 08:57)
さすがtabitoさま、日本切手オンリーと言いながら、文献は何でもお持ちですね。
震災切手に役立つかも?という発想が凄いですね。確かにそうかも知れませんが、なかなか思いつかない発想だと思います。
by stamp (2012-03-01 19:03)
建物切手も平版印刷ですから。牧野氏が確か建物切手を集めておられて、そのノウハウを震災切手の研究に応用されたと、何かで読んだことがありました。
by tabito (2012-03-02 05:40)