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エジプト・1933年国際航空会議 [外国切手]

エジプト切手のアルバムの中で、以前から気になっていたのが画像の切手。
「気になっていた」と言っても、それは切手そのものではなく図案の飛行機のこと。

18006.jpg

大形の飛行艇で、たくさんのプロペラが付いています。
このプロペラの多さが、特に気になっていました。

古い飛行機切手を調べるのに重宝するのが、木村秀政氏の『飛行機の切手』。
これで調べると、ありました、ありました。
ドリニエDo X という飛行艇だそうです。

1929年というから昭和4年の初飛行で、全長40m、全幅48.05m、重さ50トン、定員150名という当時としては超ジャンボ機として作られたそうです。
こんな大型機を飛ばすのですから、エンジンだって強力でないと飛びません。
しかし、大形エンジンが作れなかったことから、図案のように沢山のエンジンを積むことになってしまいました。
その数、なんと12基。

結局、エンジン出力が足りずに結果として失敗。
3機が作られただけで、乗客を乗せて飛ぶことはなかったそうです。
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