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新小判5厘 [日本切手]

下の画像は、新小判5厘の後期印刷のリーフからの2枚。

15999.jpg18001.jpg

なんとなく眺めていて気がついたのが、印面の状態。
左の切手の印面はスカッとして、綺麗な印刷。
印象としては硬い感じで、キリッとしています。

対して右の切手は、くたびれた感じでボヤッとしています。

両者の印面を詳細に観察すると、左の切手は傷もなく均一な印刷なのに対して、右の切手は細かな傷があちこちに見えます。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、ルーペで覗くと右の切手は細かな傷だらけ。
この傷だらけの切手は、消印を見ると明治31年の使用であることがわかりますから、小判切手の最終時期の切手です。

今まで、小判切手に対してこのような見方をしたことがありませんでした。
今日、たまたま気がついたことなのですが、ちょっと新鮮な驚きでしたね。
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